はじめに

栄養科では患者様の栄養状態に関連した業務に携わっています。
経口からの食事摂取をされている患者様だけでは無く、胃瘻や鼻腔からの栄養投与をされている患者様や、中心静脈栄養のような点滴のみでの栄養投与をされている患者様にも、定期的な栄養状態の評価を実施し、他職種とも連携して維持改善を目指しています。

在籍スタッフ

管理栄養士(病院側)
2名
管理栄養士・栄養士・調理師・調理員(委託会社)
11名

※当院の給食業務は給食会社に委託しています。

栄養科の主な業務

栄養管理業務

入院患者様全員に入院後7日間以内のスクリーニングを実施、栄養状態の把握を行い、特別な栄養管理が必要な方には栄養管理計画書を作成・立案・実施しています。

栄養相談・栄養指導

患者様とご家族様を対象に、管理栄養士による栄養相談・栄養指導を行っています。
患者様それぞれの生活環境を考慮した、きめ細かい栄養指導を目指しております。
希望される方は主治医までお申し出ください。

対象疾患
糖尿病、脂質異常症、腎臓病、肝臓病、胃潰瘍、貧血、痛風、がん、低栄養、摂食・嚥下機能低下など
曜日・時間
10:00~16:00

褥瘡回診

定期回診に同行し、栄養状態の評価・必要栄養量の提案など栄養学的な面からの褥瘡治療に関わっています。

透析カンファレンス

透析室のカンファレンスに参加し、栄養状態および食事摂取状況についての評価・提案を行うことで、透析患者様の栄養状態の維持・改善を目指しています。

当院の食事について

医師の指示に基づき、患者様の病態に適した食事を提供しています。
食べやすさや飲み込みやすさといった嚥下に関連した食事については、言語聴覚士や看護師の専門的な意見を取り入れながら提供しています。
医療の現場では食事は治療の一環として位置づけられていますが、『食べることは生きること』という言葉を忘れずに患者様に喜んでいただけるよう、美味しい食事を目指して取り組んでいきます。